活動方針
ACTIVITY POLICY

活動方針

2025年度活動方針

 このところ同窓生の社会的な活躍が目立っています。「立身出世」だけが社会的な成功ではありませんが、ここ4年ほどの間に福岡の主要企業5社で同窓の新社長が連続して誕生しました。もちろん、このほかにも多くの同窓生の活躍は拾い切れないほどありますが、「連続的」「5社」というのは同窓会の長い歴史の中でも稀有なことです。
 さらに、みなさんご承知の西南大学院生・鈴木結生さんの第172回芥川賞受賞も特筆されます。
 いささか高揚した気持ちで言えば、「西南の風」が吹き始めていると言っても過言ではないと思います。

1. 「福岡支部」の創設と当面の活動内容について

 この流れの中で、同窓会として同窓の皆さんの企業はもちろん地域での一層の活躍を期して、新たな取り組みをスタートさせることにしました。その具体的な対応策のひとつが、問題把握・企画提案型運動体としての「福岡支部」の創設です。
 「福岡支部」のメンバーについては、まずは企業の集積度が高い福岡地区を中心として若手の企業人に参集いただきました。同窓会本部として、同窓生の企業、地域での活躍を促進するために、どのような支援、応援ができるのか、あるいは若手企業人同士の切磋琢磨的な相互交流を促進できないか、など多角的にテーマを設定していきたいと考えています。こんごの他地域との連携などについても、検討を重ねていく方針です。
 大きな役割は、現時点で想定されるものとして、二つあります。一つ目は、こんごの同窓会活動全般について、中でも若手のみなさんの同窓会活動全般への期待、さらには総会運営への要望などのニーズを汲み取ること、そしてそのニーズにどのような形で具体的に応えるか、それが主要な活動領域となります。
 特に若手の同窓会離れも散見されます。行動的な企画提案チームとして、実効的なシンクタンク機能を果たしていただきたいと期待しています。もちろん、シニアクラスのみなさんの要望についても、同時的に議論を深めます。
 二つ目は在学生に対する「就職支援」です。就職後3年で約40%が離職するという現実をどのように見ていくのかは、議論のあるところですが、少なくとも、原因がミスマッチによるものであるのなら、同窓会として何らかの貢献ができるのではないかと考えます。
 このテーマは過去にも大学同窓会として取り組んだ経過は有りますが、多くは「講義」型でした。これを対面型、つまり希望する職種の「先輩」と個人面談に近い形で話をすることで、事前により正確な「予備知識」を授けることはできないか。選択した業界をイメージではなく「実像」に近い形で情報の提供ができないかと考えています。
 もちろん、大学当局との十分な協議が必要ですが、同窓会としては緊急の対応が必要と考え、できれば今夏を目途に実施したいと考えています。
 支部活動には、これらに加えて、もう一つのテーマにも助力をいただきます。2026年は学院創立110周年に当たります。中高大同窓会は「合同」で独自に祝賀イベントを開催することにしています。これまで三同窓会は、ばらばらに総会を開催してきました。このイベントの成功を通じて、三同窓会のさらなる「連動力」「スクラム力」の着実な進化をぜひとも手中にしなければならないと考えています。
 「合同同窓会」の総会・懇親会をどのようなアイディアで企画するのか、そしてそれをどう具体化するのか、三同窓会協調のもとで「福岡支部」メンバーにも参加いただき実行委員会(準備委員会)を組織したいと思います。
 「合同総会」を通じて、三同窓会の連帯感の共有、スクラム力の強化に向けて、力強い推進力を手にすることができないか。同窓会連合会として期待と願望を込めています。

2. 「福岡支部」の活動について

 2025年度において「福岡支部」が取り組むプロジェクトは2つです。1つは、大学同窓会の最大イベントである「総会・懇親会」の企画、もう1つは在学生への就職支援です。
 1月に福岡支部のメンバーからプロジェクトチームを編成し、総会懇親会の企画を検討しています。2025年度は西南学院大学同窓生であり、現役大学院生として初めて「芥川賞」受賞に輝いた鈴木結生さんを招いた講演会企画で衆議一致しました。受賞作と西南学院で学んだキリスト教との関係を含め、聖書・文学との向き合い方について熱く語ってくれるものと確信しています。
 在学生への就職支援については、総会とは別のプロジェクトチームを編成し、2月に意見交換会を行いました。今後は、大学の就職課とも意見を交わしながら、同窓会ならではの就職支援を検討、実施していく予定です。

3. 会則の変更について

 2025年度は役員改選期です。理事(副会長)と評議員の兼任についても廃止の方向で検討しています。具体的には現在、副会長職にある東京・関西・北九州支部長は副会長職はそのまま継続としながら、評議員を兼任しない形への改正です。
 また、第11条の(役員)に新たに「参与」という名誉職の設定を検討しています。参与は大学同窓生のうち各界で活躍する著名な方を想定し、西南学院大学同窓会の存在を在学生や社会へ強くアピールできればと考えています。参与の人選は選考委員会で行います。
 なお、理事の活性化(若返り)をはかるため、今回の改選で理事の人数を12名から14名へと増員しました。

4. 2025年7月にソラリア西鉄ホテルで総会・懇親会を予定

 2025年7月4日(金)18時より、ソラリア西鉄ホテル福岡にて大学定期総会・懇親会を実施いたします。総会に続き、鈴木結生さんの講演会、懇親会を予定しています。
 これまでチケットの配券先は職域・地域支部、諸団体が中心でしたが、来年度は福岡支部メンバー有志による配券も含め、特定の集団に属していない一般の同窓生に対しても参加の枠を広げたいと考えています。
 この他、新たな試みとして、来年の三同窓会合同総会を踏まえ、電子チケットの販売も導入します。

5. 2025年度の在学生支援について

 在学生支援については、これまで行ってきた支援に加え、新たな支援を策定・実施する予定です。
従来行ってきた支援は以下の3つです。
・学生課と連携した体育会・学術文化会クラブヘの用具・用品の助成
・全国大会及びそれに準ずる大会に出場したクラブ(個人)への補助(上限50万円)
・教育推進課と連携した学生創発プロジェクトへの補助(上限10万円)

 新規の支援として以下の2案について検討したいと考えています。
・優秀な成果を収めた学生の表彰
 大学および同窓会への知名度貢献に寄与することから、範疇分野は設けず、また自薦他薦問わず何らかの優秀な成果を収めた学生に対し、一個人または団体に最大10万円を授与し、表彰することを検討しています。
・派遣留学生への奨励金
 2022年、2023年度の2年間行った派遣留学生への奨励金は2024年度は休止しましたが、語学の西南というブランド力の強化につながり、かつ昨今の為替の状況を踏まえ、渡航費用補助を含め復活させたいと考えています。

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