活動方針
ACTIVITY POLICY

活動方針

西南学院大学同窓会 2017(平成29)年度活動方針

1.ポスト百周年の活動理念(コンセプト)

 「同窓生の役に立つ、在学生の役に立つ、学院・大学の役に立つ」。同窓会の諸活動は、この三つの役に立ち、貢献することを前提として展開する。そのため、同窓会の組織や運営方法を提案力、行動力強化の方向で、順次、整備を進める。このことをポスト百周年における同窓会活動のコンセプトとする。

<理念の背景としての考え方>

 本部の同窓会総会だけでなく、多くの地域支部総会においても、出席者の数が在住しているはずの同窓生総数の一割にも満たない状況が続いている。この問題は、根本的な解決が図られないまま推移してきた、深刻ともいえる課題である。同窓会として各総会への出席者数は、組織の「活力」のバロメーターであることを改めて認識し、実効性のある対策を組み立てていきたい。

 各地域支部の事務局を担当していただいている有志のみなさんには、総会を開くだけでも大変な苦労をおかけし、そのうえ在住者の正確な把握までご負担をかけるのは、個人情報の取り扱いに規制もある中、本部としてかねてから心苦しく思っている。

 もちろん、卒業生の動向把握については、こんごとも学院・大学や支部、卒業生のみなさんの協力を得ながら進めていくが、それはそれとして、従来からこの問題の本質に関わる指摘があったことも事実である。簡単に言えば、もともと在学生(以下「学生」)の段階から「同窓会」の認知度が低く、存在感も薄いのではないか、卒業後もその印象に変化がないのではないか、との核心を突いた指摘である。本部としても、これはいつまでも放置できないテーマであり、ポスト百周年の主要な解決課題として、困難が伴うことは承知の上で、取り組みを始めなければならないと考える。

 もしも、この課題が解決に向かい、同窓会への親密度、信頼度も高まって、卒業生が自発的に、あるいは誘い合わせて総会に集まってもらえるようになれば、これ以上の喜びはない。
 同窓の強い絆や人的ネットワークは、この場から生まれていく。有益なつながりがつぎつぎに生み出されていく場、それが本当の総会と言える。

 では、この課題に向き合うには、どうするか。まず学生の段階から「同窓会」を身近なものに感じてもらえる「仕掛け」が必要となる。学生サイド、学院・大学のニーズは多岐にわたると思われるので、学生自治会を含め総合的な調査が必要となるが、例えば就職問題などの分野から、学生との接触を増やしていけないか。
 すでに、大学就職課を中心に相当な対応が図られているが、それに加えて各分野で活躍中の同窓の人材に、「就活」期の学生と具体的に交流してもらうことなどは考えられないか。さらに、「働くことの意味」「仕事の喜び」「西南生に期待されること」などに関し、先輩が後輩に親しく語りかける寄付講座なども、発展形として視野に入れたい。これらは同窓会そのものの実行可能な体制づくりはもちろん、学院・大学との綿密な話し合いと打てば響くような協調が欠かせない。

 学生にとって「就活」は一世一代のビッグステージ。まずはこうした試みを重ねることによって、同窓会に「頼りがい」を感じ、「親しみ」を覚えてもらう。

 一方、以上のような同窓会と学生との接触の中で認識された「西南カラー」の美点、あるいは改善点について、学院・大学と率直な意思疎通を図ることができれば、地域社会の期待に応えるという観点からも、さらには「大学間大競争時代」に向かって、西南のブランドイメージをいっそう高める観点からも有効と思われる。

 こうした取り組みの結果、仮に学生の職業選択の幅が今以上に広がったり、新たな自己の適性が意識されるということになれば、人材の「適材適所」がより進んだり、活躍の期待値が高い学生の輩出にもつながって、「就活」もいっそう実り多いものになると思われる。

 同窓会総会に集うエネルギー(凝集力)は、こうした地道な取り組みの中から自然に生み出されていくのが、本来目指すべき道であることを改めて確認したい。仮に実現までの道のりは遠くとも、「着眼大局、着手小局」の精神で、時間と労力を惜しまず、粘り強く対応していきたい。

 取り組むべきテーマは多く、解決すべき課題も山積しているが、まずは同窓会そのものの体制を目標に向かって機能しやすい形に整備していくことから始める。目指すべきは、的確な現状認識に立って、企画開発力が発揮され、それがスピーディに意思決定され、実行に移される組織・体制を創り出すことである。
 他大学同窓会の組織・運営方法も参照しながら、順次、整備を進めていく。
 将来的には、同窓会の責任体制や社会的役割の明確化を図るため、法人格の取得も視野に入ってくると考えている。

 なお、卒業生の動向掌握については、新たな取り組みとして、情報端末のアプリ(FBなど)を利用するなどの対応も、一定の監視体制の下で実施に移し、幅広く情報収集のアンテナを張りたいと考えている。

 以上の実務作業を推進するために、活動の拠点となる事務局体制も見直す必要がある。

2.重点活動項目

【1】新たな活動理念に対応した同窓会組織・体制の整備について

①副会長、理事、事務局の役割をポスト百周年の理念実現に向けて、見直し、整備を図る。すでに設置している企画委員会担当だけでなく、例えば「会員担当」「事業担当」「広報担当」「支部担当」なども副会長の担当制とすることを検討する。このため、いわゆる「当て職」の副会長制についても、存廃を含め議論を深める。
②①の項目を総合的に検討するため、「組織の在り方検討委員会」(仮称)を時限的な委員会として設置、17年度中に結論を導き出す。
③組織運営に関わる規約、規定はこれまで慣行的に運用されてきた部分があるが、こんご文書管理を厳密に行う。そのためにも、事務局体制の強化を進めるが、このさい従来の業務処理方法を総合的に見直し、同窓会の中枢部局として一層の効率化とサービス機能の強化を図る。

(イ)「企画委員会」の運営について
新たな同窓会活動の方向性を模索するため、同窓会長の諮問機関として先行的に設置した「企画委員会」(16年10月発足、学院・大学には設置通知済み)については、ポスト百周年の同窓会活動理念に基づき、引き続き中核的な委員会として、

①同窓生に対する本部のサービス機能の総合的な見直し
②学生への就職支援活動の強化と深化
③地域社会と西南学院をつなぐ提言機能の充実
④学院・大学との連携・協力体制の在り方
などの点について、幅広く議論する。

「組織の在り方検討委員会」の新設についても、企画委員会で具体的な検討に入り、早期の設置、実働を目指す。

企画委員会は17年度中、会長の諮問機関として機能することとするが、早ければ18年度中に常設の検討・提言機関とし、専任の副会長を置く。

【2】学生への働きかけについて

 学生に対し、同窓会としていかにインパクトある働きかけができるか。これが新たな活動理念の中核的な施策となる。そのため、以下の点に留意して、議論を深めていくこととする。

①第一にキャリアセンター就職課をはじめ、学生との接点である「学生課」や「学生自治会」とも定期的な協議の場を持ち、同窓会に対する要望を幅広く汲み上げる作業に着手する。ニーズに適合していなければ、学生の心を動かすことはできない。
②各種ニーズの中から、優先度に応じて対応していくことになるが、当面、新たな取り組みとして考えている「先輩と学生との交流」の一層の促進に向けて、議論を進める。
③現在提供している講座(トップエグゼクティブ講座、就職活動ステップアップ講座、就職直前講座)はこれを強化、継続していく。
④新卒業生の配属先が決まった頃を見定めて、送信可能な全ての新卒業生のメールアドレスに向け、地域・職域支部の存在を伝え、支部への誘導を図っていく。

【3】地域支部、職域支部、各種諸団体との連携強化について

 同窓会支部、各種諸団体の「元気度」がそのまま、同窓会活動の活 発さの証しであり、活動の原点であることを改めて認識し、以下の点 について、確実な施策の展開を図っていく。

①「支部実態調べ」(年1回)に基づき、支部の状況把握と課題解決に向け、問題意識を共有する。
②公開許可を得た支部の連絡先等を、同窓会報やホームページ上で開示し、新たな同窓生の支部への誘導を支援する。
③支部長、各諸団体責任者と本部役員の密接なコミュニケーションづくりを行う。
④「百年館(松緑館)」の利用方法の告知と利用の促進を行い、また、同窓生が気軽に立ち寄れるラウンジ的な機能を持たせる。
⑤3年で3割が就職先を辞めるといわれる現状に対し、本部はもちろん、支部段階でも「事前相談機能」(駆け込み寺)を果たすことができないか、検討を行う。

【4】学院・大学に対する提言機能の充実について

 同窓会がいかに意気込んでも、学院・大学、学生の理解や共感を得 られなければ、本来の目的は成就しない。「お互いを思いやる」精神で粘り強く推進していかなければならない。その考え方に立って、以下の施策に重点を置き、対応していく。

①「学院・同窓会連合会協議会」を継続し、学院が目指す「ベストスクール」実現のため、同窓会として適切な提言機能を果たしていく。同時に日常的な学院・大学と実りあるコミュニケーションを積み重ね、一層の相互理解・協調を図る。
②同窓生・卒業生の窓口部署であり、百周年を機に新設された「校友課」との定期的な会合を重ねることで、大学本体との意思疎通の円滑化を図る。
③中・高・大の連携を強化、一体感を強める中で、学院全体に対する提言力を強める。「高大連携」などについても、独自の提案ができるような構想力を養う。

【5】同窓生情報の質(正確さ、新鮮さ)の向上について

 前述のとおり、本部、支部総会への卒業生の誘導が困難に陥っている大きな要因は、卒業生の居所、勤務先などに関するリアルタイムの情報が乏しいことにある。このため、一歩でも二歩でも改善に結びつけるべく、つぎの施策を講じる。

①これまで通り、各支部、各種諸団体への会員名簿の提出のお願いと本部所有原簿との照合及び支部活動へのフィードバックを行う。
②総会参加者のチケットの半券からの情報を拾うなど、あらゆる機会を捉え、会員名簿更新(「住所変更、改姓・改名、逝去届」)を行い、また、個人データを更新頂くための呼びかけ活動を継続実施する。
③手間と経費節減のため、従来の紙ベースの会員名簿の管理に替え、パソコン上でデータ管理が行える方法を導入することとし、データの安全性と検索の迅速性が確保できる体制づくりを行う。
④従来のホームページを根本的に作り直し、同窓会員がよりアクセスしたくなるよう、親近感があり役立つ内容のものとし、更新の頻度も高めることで、質の向上を図る。
⑤情報伝達の手段であるメールアドレスの収集を促進し、適正な利用・発信体制を構築する。
⑥新たな情報環境に対応して、フェイスブック等を活用し、情報発信、情報収集を図るなど、最新情報の受発信について多様化をも図って
⑦以上の施策については、個人情報保護法に基づいた必要な情報管理体制を構築する。

Share By SNS

SNSでシェア!