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概要

西南学院 同窓会報NO.82

2015(平成27)年4月1日西南学院同窓会報2[学院]学院幹部挨拶学院は今?「二〇一五年度学校法人西南学院事業計画書」に記載していますように、「創立一〇〇周年(二〇一六年)を一つの節目として、建学の精神に根ざして積極的に真理を探求し、研究活動を進め、キリスト教に基づく全人格的教育・保育の活動を継続する。そして同時に、激しく変化する学院内外の環境に柔軟に対応し、社会のニーズにも可能な限り応えることができる学院を目指す。」ということを、二一世紀の西南学院の教育理念と目標に掲げています。この目標を果たすために、新たに策定した「学校法人西南学院ビジョン二〇一六?二〇二五」が去る一二月の理事会で承認されました。ビジョンの軸になったのが、?人間育成:キリスト教精神に基づいた隣人愛の実践、?教育研究:確かな保育・教育力と新たな知と価値の創造、?国際感覚:異文化を受容し、行動できる国際性の修得、?地域貢献:進化する福岡とともに歩む学院としての自覚と協働、?経営基盤:永続的な変革と発展を支える柔軟な組織の構築、の五つです。今現在、各学校・園では各年齢段階に応じた個別中期計画を作成しているところです。質の高い保育・教育を提供し、また、さらに強化するためには資金の充実が必要となります。一〇〇周年に向かって、同窓生の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、改めてよろしくお願いしたいと思います。大学では、建学の精神を根幹とした教育の成果が着実に実を結び、多くの優秀な学生を輩出しています。特に、二〇一三年度の就職状況では、就職を希望する学生の九四%が内定・決定しており、日本や世界各地で活躍できるキリストの愛、正義、平和を学んだ多くの学生が育っていることが分かります。第一二次財政計画のテーマにもある国際化については、現在一七か国四九校と協定を結び、多くの学生が、海外での貴重な体験を通して更に成長しています。海外ボランティア・ワークキャンプは開始から一一年が経過し、延べ七三名の学生と二三名の教職員を派遣してきました。二〇一四年度も一二回目の開催として、一五名の学生と二名の職員の派遣を予定しています。継続的に実施している東日本大震災被災地へのボランティア活動は二〇一四年度には八〇名を超える学生と一〇名の教職員が参加しており、奉仕の精神が養われています。またチャリティコンサートにおいては、同窓生の方々にご協力をいただき、その収益を義援金として現地に届けることが出来ました。ご協力に厚く御礼申しあげます。学生団体の活動では、女子剣道部や空手道部は二年連続で全日本大会出場を果たし、応援指導部チアリーダーやアメリカンフットボール部、女子ラクロス部も全国大会に出場するなど、団体戦だけでなく個人戦での活躍も目立ち、九州にとどまることなく全国的に活躍しています。大学では、今後もキリスト教の精神を基盤とした教育を実施し、地の塩や世の光として働く学生を輩出できるよう、より一層の努力を重ねてまいります。福岡というアジアの玄関口にある西南学院大学において、建学の精神に基づき、「地の塩」・「世の光」となり、福岡や九州のみならず日本、世界で貢献できる卒業生を多く輩出したいと思っています。特に、在学中に日本語以外の言語を修得できる機会や、海外での学びの機会を作り、あらゆる文化を理解し尊重しようとする姿勢を育ててまいります。そのためには多くの同窓生や地域の方々との連帯を一層強めていかなければならないと思いますので、これからもぜひ本学の学生のためにご協力をお願いいたします。西南学院は二〇一六年五月創立百周年を迎えます。五月一四日に記念式典・祝賀会を中学・高校・大学同窓会のご協力により盛大に行う予定です。どうか予定に入れていただき全西南で盛大に祝いたいと思います。また同窓会の皆様方には募金事業にご協力頂き多額のご寄付を頂き、深く感謝いたします。今後もよろしくお願いいたします。色々なプロジェクトも進んでいますのでご参加くださいますようにお願いいたします。今年度も各学校・園ともに予定の学生・生徒・児童・園児が与えられたこと本当に感謝です。学校の評価の指標の一つに如何に卒業生が活躍しているかがあるそうですが、理事長になり多くの会合に出席して感じることは、西南学院中学・高校・大学の卒業生が各方面で活躍しておられることを知り、本当に西南学院を支えていただいていると実感しております。今後とも皆様の活躍をお祈りいたします。私は三月十八日を持って任期満了で学校法人西南学院の理事長を退任し、西南学院を退職いたします。理事長として三年間、常任理事・事務局長として十一年間、高等学校数学教諭として三十一年間合計四十五年間の長きにわたりお世話になりました。神様のお守りはもとより、皆様のお支え、ご協力によるものと深く感謝いたします。一年後の創立記念式典・祝賀会が盛大に行われることをお祈りし、退任の挨拶といたします。教育理念と目標の実現に向けて大学は今?学長の抱負?キリスト教の精神を基盤とした教育の実践感謝「理事長退任に当たって」院長G・W・バークレー中学校・高等学校の近況次の時代を見据えて学長K.J.シャフナー中学校・高等学校校長中根広秋学長K・j・シャフナー学校法人西南学院前理事長吉田茂生皆様、いかがお過ごしでしょうか。学校は今二〇一四年度の歩みを終え、心新たに新しい年度の扉が開きました。生徒たちは昨年度も、皆様のご支援の中で、勉学に、また、部活動等に意欲的に取り組み、高い水準を保ち、文理それぞれにバランスのとれた進路実績を示すとともに、全国大会出場を果たした高校の女子ハンドボール、陸上、ヨット、写真をはじめ、さまざまな中高の部活がよく健闘しました。生徒の自主活動ですが、高校生平和大使に選ばれ、国連本部でスピーチした生徒のことにつきましてもお聞き及びのことと存じます。さて、いよいよ学院創立百周年を翌年に控え、その準備を行う年度となります。現在本校では、学院全体の取り組みに歩調を合わせ、記念事業の推進に力を注ぐとともに、次の時代を見据えて、中高の教育内容を再点検する作業を行っています。建学の精神を踏まえてのキリスト教教育の充実は申すまでもなく、今年度でちょうど二十年目となる中高一貫教育の検証やグローバル教育、ICT教育、小中高連携、高大連携など、さまざまな課題に取り組んでいきたいと考えます。変わらぬご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。