ブックタイトル西南学院 同窓会報NO.82
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西南学院 同窓会報NO.82
2015(平成27)年4月1日西南学院同窓会報14[中学]会長挨拶・総会にむけて・同窓生だより中学校同窓会は今同窓会とブドウの枝第一五回総会にむけて走馬灯のように駆け巡り、ボロボロと涙をこぼして泣いていました。いま、私は事故で体を悪くし、そのせいで病気も引き起こし、普通だったら絶望ばかりの人生だったかもしれません。西南はそんな私に対して、わずかでも楽しい人生を引き戻してくれたと思っています。そんな経験をできれば他の同窓生に伝えたいと思い、同窓会の評議員になりお手伝いをさせていただいています。評議員になってから、大らかな態度の先輩方を見ていると、だんだん後輩に女生徒がいる事も受け入れられるようになって来ました。もう、自分のいた校舎でもなく、場所も変わり、男子校でもなくなりました。でも、同窓会がそれをつないでくれました。自分に戻れる場所であり、戻りたい場所、それが西南だったと思いました。中学から高校まで使っていたチャペルは今も西南学院大学博物館として健在です。評議員になった後、実は嫁を連れて訪れた事があります。母校の懐かしい場所にパートナーと共に訪れる事が出来る西南。この学校に行けて良かったと、みなさんも改めて思っていただければ幸いです。私が卒業してからいろんな事がありました。男女共学になり、校舎が移転し、一貫教育になり…。そんな中でも、卒業後母校に訪れた時に初めて女生徒から「先輩!」と言われた時の衝撃は忘れられません。男子校だったはずなのに、女性から先輩と言われる違和感。当時は受け入れられませんでした。風景は懐かしい母校なのに、なんだか異世界に紛れ込んだような。その衝撃のあまり、しばらくは西南から距離を置いてしまったくらい、遠い存在のように感じた時期もあるのです。それが初めて中学の同窓会に行った時、あの中学時代に感じていた感覚そのものがよみがえって来ました。いつも遅刻ギリギリで走り抜けた校門、駆け上がった校舎、授業、部室、売店、職員室…なぜだか、すべての事を懐かしく鮮明に思い出しました。何と言うか、西南はずっと傍にいてくれたと気づいた感じです。そしてその同窓会で三年の時の担任だった緒方先生とお話しした時、それまで苦労してきた事、苦しかった事がます。微力ではございますが、同期の友人たちの支えも頂きながら、頑張りたいと思っていますので、どうか皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。松原会長を始め、実行委員を務めて下さる役員の皆様には、何かとお世話になることとは存じますが、よろしくご指導のほどお願いいたします。今年は大学同窓会のご協力のおかげをもちまして、ソラリア西鉄ホテルでの開催となっています。今までより交通の便も良くなり、会場に来やすくなっただけでなく、二次会の会場にも行きやすくなったことと思います。これを機に、より多くの同窓生の参加を目指せればと思っています。評議員の皆様には、総会チケットの販売や新聞広告の協賛者集めなど、何かとご苦労をおかけすることになりますが、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。さらに来年、二〇一六年には、我等母校である西南学院がいよいよ創立一〇〇周年を迎え、記念式典や中学・高校・大学の合同同窓会、そして四千人規模の祝賀会が予定されております。記念講演は、中学の先輩である、中村哲ペシャワール会現地代表の話が聞けることとなっています。このような創立一〇〇周年に向けての弾みをつける総会にできるように、準備を進めて参りますので、より多くの同窓生の方々のご参加・ご協力を衷心よりお願い申し上げ、甚だ簡単ではございますが、私の挨拶といたします。が厳しい方、仕事が休めない状況の方、いろんな事情があるのでしょう。同窓会に大勢集ってほしいと思っていますが、同時に集えなかった友達を覚えることも大切だと思います。連絡がつく友には、同窓会で再会できた友達の様子を伝えるとともに、今の様子を尋ねてもらえないでしょうか。中学で習った聖書の言葉に「私はブドウの木、あなたたちはその枝である。」とあったのを覚えているでしょうか。同窓会が、集った者だけの繋がりで終わらずに、ブドウの枝が伸びるように、そこからずっと広がっていくことを願っています。恵まれた家庭に育ち、学校では屈託なく遊んでいた少年たちも(今では少女もいますが)大人になると、さまざまな人生の困難に直面して悩みを抱えて今日を生きている友もたくさんいるはずです。そんな友人たちに光を吹き込めるような同窓会にできればと願っています。このたび、評議員会にて第一五回総会実行委員長を拝命いたしました、昭和四六年卒の森下と申し一〇〇周年募金事業の資料の中で、中学卒業生が一万人を超えていること、しかし住所が分かっているのはその四分の一位しかいないことを知りました。さらにそのうち、総会に出席いただけるのは四百人にすぎません。東京や大阪方面など、遠方に住んでいて来られない方もいるでしょうが、二千人くらいは近くにいると思います。そう考えると、総会があることをこの会報で知っていても、来られない方がたくさんいるのだと思います。体調を壊されている方、リストラなどで生活西南中学校同窓会会長松原弘明総会実行委員長森下公介(昭和46年卒)同窓生だより西南に行けて良かった!中村陽輔(昭和59年卒)