会長あいさつ
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会長あいさつ

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~「with コロナ」に対応~
新たな同窓の「連帯」を目指して

 5月半ば、ある支部の後輩から電話がありました。口調はいつも通りですが中身は切羽詰まったものでした。「6月末で解雇となりました」。後輩は福岡市郊外の温泉施設で幹部社員として働いていました。新型コロナ感染症で入湯者ゼロが続き、親会社が廃業を決め、全員に解雇を通告したそうです。

 まさにコロナ禍です。同窓の皆様の中にも、事業や仕事に痛手を受けた方、あるいは健康に異常を生じた方、いずれも少なからずいらっしゃると思います。改めてお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く皆様の生活が元に戻り、健康を回復されますよう心からお祈りします。

 同窓会組織でも異常事態が続いています。ご存知のように本部総会を中止しただけでなく、地域支部、職域支部の総会もほぼ開けない状況が続いています。

 このまま、コロナ禍の完全な終息の見通しが立たず、支部の皆さんとの「三密」での交流もできないとなると、「仲間意識」「連帯感」「友情」を育むことが本旨の同窓会活動にとって、貴重な会員交流の「場」を失うことになります。さらに、同窓会本部としましても、会員の総意に基づいた運営を目指すうえで、大変有益な現地での情報交換の「拠り所」をも失うことになります。

 この「空白」をどのように埋めていくか。例えば、支部段階で会員の消息や情報を日常的に交換、確認できるような、ラインなどを活用した仕組みは考えられないか、あるいは「三密」を避けた形での少人数会合を重ねながら、支部全体として同窓の絆を深めていけないか、など多様なアイデアが出てくると思われます。

 実情に合った、ご当地ならではの様々なアイデアをどしどし本部にお寄せください。それを本、支部間でキャッチボールしながら、実施可能なものに練り上げていきます。その過程は全支部に公開します。これを通じて支部同士の日常的なヨコ連携が深まっていくとしたら、「with コロナ」を契機とした新たな同窓会活動の地平が見えてくるかもしれません。

 大事なことは、こんごの同窓会活動は「大勢で密に会わなくても、同窓の交流が進み、友情が温められる」ことが可能な方法を、本スジの総会とは別に新たな選択肢として用意しておかなければならないということです。ぜひとも、このことを支部運営に携わる皆様の共通認識にしていただきたいと思いますし、本部も当面の最重要テーマとして対応します。

 私は「役に立つ同窓会」として、まずは上記のコロナ対応がなるべく早く動き始めるよう努めるとともに、懸案であります在学生の同窓会に対する「帰属意識」を高めるための施策、とりわけ様相一変の就職問題について、後輩の不安を取り除き、自信を持ってもらうような具体的な支援のあり方を検討、実施していきたいと考えます。

 最後になりますが、学内のことで付言しますと、コロナ禍は当然、学生全体にかつて経験したことのない試練を与えています。就学継続が困難な学生、食料の支援を必要とするケースも出ています。大学当局もすでに相当の原資を投入して支援体制を強めています。このさい、同窓会としても所定の決定手続きを経て、OB・OGの寄付による「賛助会」基金から一定額を学院側に寄贈し学生支援に生かしたいと考えています。同窓の皆様にもご理解とご協力をいただければありがたく存じます。

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