会長あいさつ
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「同窓」の意識が芽生えるとき

 これまで、会長として考えていることは、総会や各支部や団体の集まりなどで述べてきましたが、学院、同窓会ともに状況の変化が激しい中、 これからはHPはじめいろいろな機会やSNSなどのツールを活用して、随時文章にしてお伝えしていければと考えています。

 このことを通じて、同窓会運営や大学のことについて、同窓のみなさんから活発な意見が頂けるなら、有難いことです。 HPが色んな情報や意見が寄せられ、交流の「場」になれば、と思っています。

 さて、今回の表題です。なにをいまさら、という受け止めもあると思います。 しかし、このところ「同窓」ということの意味や意識構造について考えさせられることがあるものですから、手始めとして執筆したしだいです。

 いま、同窓会だけでなく色んな公益的な団体が、いかに会員に関心を持ってもらうか、そのための求心力の維持、 強化に工夫を凝らさなければならない時代に立ち至っているように思います。私たちの同窓会の運営は、 卒業生はもとより在学生の「同窓意識」の高さが生命線です。その意識高揚に同窓会がいかに主体的に関わっていけるか、そこが問われ続けています。

 では、「同窓意識」が生まれるスタートラインはどこかと言いますと、それはまず大学の中だと思います。 大学教育のベースである、教員と学生の学びを通じて形成される深く濃密な絆。これが「母校」への愛着を芽生えさせる有力な基盤となることは、 言うまでもありません。そして、そのことと同じくらいに意味を持つのは、体育会、学文会、サークルなどでの日常的な活動や触れ合いを通じて、 お互いに感じ合い、共有される「仲間意識」や「同期意識」といったものです。

 この「母校愛」と「同期意識」。これらの意識が醸成されたとしても、そのまま「同窓会」という存在を当然のごとく実感し、 認知してもらえるわけではありません。放置は無策のそしりを免れません。

 学内で培われた「同期」「仲間」意識は、私の経験でも長く維持されていきますが、あくまで仲間内どまりです。 同窓会組織は、こうしたヨコの関係である仲間意識を「先輩」と「後輩」というタテの関係に引き直し、明確な「序列」を生み出します。

 この関係は体育会、学文会で揉まれてきた学生には理解しやすいと思います。 しかし、その経験が乏しい諸君には、卒業後、10万人に及ぶ「同窓」の中の一員となることは、想像をはるかに超えたものに違いありません。

 支部総会を回っていますと、見覚えのない若手が顔を見せてくれることが時たまあります。 聞いてみますと、仕事を通じて懇意になった先輩に勧められ、新しい先輩に出会えればと思い、出席したとのことでした。

 私たち同窓会本部は「後輩」が1~4年生の間に、おそらく彼らの最大の関心事である就職問題に関して、 「先輩」と「後輩」の接触の機会をもっともっと増やしていき、「役に立つ」「頼りになる」ヨカ先輩を意識づけしていくほかに、 当面、有効な手段はなかろうと思います。後輩をやさしくかわいがる-この気持ちです。

 私たちはこの問題から逃げることなく、正面から取り組んでいきます。同窓のみなさんからも、私たちの理解の仕方や本部の進め方など、 今後に向けてアドバイスを頂ければありがたく思います。よろしくお願いします。

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